こんにちは!
滋賀県大津市の子ども向け英会話教室「ECCジュニア梅林教室」、講師の川村です。
当教室では、2歳~小学生までのお子さまを対象に、英語が楽しく身につくレッスンを行っています。
今回は、「モチベーションを引き出すご褒美の使い方」について話ししたいと思います。
「ご褒美をあげるのは良いことなの?」と考えたことはありませんか?
子どもが何かを頑張ったときに「よくできたね!」と褒めたり、小さなご褒美をあげたりするのは、やる気を引き出すためにとても有効です。
ただ、ご褒美の使い方によっては「ご褒美がないとやらない…」という状況を生んでしまうこともあります。
そこで今回は、子どもが自分から頑張れるようになるご褒美の使い方についてお話しします!
内発的動機と外発的動機とは?
やる気には、「内発的動機」と「外発的動機」 の2種類があります。
🌱 内発的動機(Intrinsic Motivation)とは?
「自分がやりたいからやる!」という、内側から湧き出るやる気のことです。
例えば…
✔ 「英語が話せるようになったらかっこいい!」(好奇心)
✔ 「昨日よりも上手になった!もっとやってみよう!」(成長の喜び)
✔ 「できるようになるのが楽しい!」(達成感)
こうした気持ちが育つと、「誰に言われなくても頑張れる」状態になります。
🎁 外発的動機(Extrinsic Motivation)とは?
「報酬がもらえるからやる!」という、外からの刺激によるやる気のことです。
例えば…
✔ 「シールをもらえるから宿題をする」(ご褒美)
✔ 「怒られたくないから頑張る」(罰を避ける)
✔ 「みんなに褒められるから続ける」(承認欲求)
外発的動機も決して悪いものではなく、「最初のきっかけ」としてはとても有効です。
ただし、これが強くなりすぎると、「ご褒美がないとやらない…」となることも。
そのため、ご褒美は「やる気のスイッチ」として上手に使うことが大切です。
ご褒美を上手に使うコツ
1️⃣ 「努力」や「プロセス」に報酬を与える
❌ 悪い例:「100点を取ったらご褒美」
✅ 良い例:「毎日コツコツ頑張ったからご褒美」
努力を認められると、「頑張ること自体が楽しい!」という気持ちにつながりやすくなります。
私の教室でも、「100点がすごい」のではなく、100点に至るまでの努力 を大切にしています。
2️⃣ 「選択の自由」を与える
❌ 悪い例:「絶対にこの宿題をやらなきゃダメ!」
✅ 良い例:「AとB、どっちの宿題をやる?」
「やらされている」ではなく、「自分で選んでいる」と思えると、やる気が続きやすくなります。
3️⃣ 「他人と比較せず、自分の成長を見せる」
❌ 悪い例:「クラスで一番頑張った子に特別なご褒美!」
✅ 良い例:「去年の自分より成長したね!すごい!」
「誰かよりもすごい」ではなく、「過去の自分と比べて成長した!」と感じられることが大切です。
2025年度のご褒美制度(外発的動機の工夫)
私の教室では、去年から「シールを集める仕組み」を取り入れました。
ただ、昨年は1年間を通して評価していたため、途中でモチベーションが下がる子もいました。
そこで、今年度は前期・後期の2回に分けて、後半からでも巻き返せるようにしました!
また、「100点を取ったらご褒美」ではなく、努力や過程を評価する ことに重点を置いています。
例えば…
✔ コツコツ頑張ること
✔ 前向きに挑戦する姿勢
✔ 小さな成長の積み重ね
を大切にし、それぞれに応じたご褒美を用意しています。
具体的な内容は、教室でのお楽しみ! どんなふうに頑張るといいのか、レッスンの中でしっかり伝えていきますね。
また、報酬の内容も年齢ごとに変えています。
小さな子にはワクワクするご褒美、年齢が上がるにつれて「自分の成長を実感できるような仕組み」に。
子どもたちが自分の頑張りを可視化できるように工夫しています!
まとめ
✔ ご褒美はやる気のスイッチになるが、使い方が大事!
✔ 「努力を評価する」「選択肢を与える」「成長を実感させる」ことがポイント!
✔ 教室では、ご褒美を上手に活用しながら子どもたちのやる気を育てています!
最終的に、子どもたちが「ご褒美があるからやる」のではなく、「自分のために頑張る」 という姿勢になれるようにサポートしていきたいと思っています。
「やらされる勉強」ではなく、「やりたいからやる!」に変えていくことが、長期的な学びの成功につながります。
ぜひ、ご家庭でも「ご褒美の使い方」を工夫してみてくださいね!
コメント